本日より、世田谷区議会平成21年度一般会計ほか5件の特別会計を含む予算審議が始
まりました。
今日は、「総括質疑」です。
私も公明党を代表して、質問に立ちました。
※実は監査委員は、この予算委員会には出席できるんです。
質問内容は、以下のとおり。
●区独自の公務員制度改革の必要性について
●家庭的保育事業(保育ママ)について
質問のなかで、明治大学の中邨章教授の「分権時代の自治体改革」についての記
事から、非常に興味深い内容が掲載していましたので、取り上げました。
それは、「ワールド・バリューズ・サーベイ」という世界的なネットワークを通じて、世論調査をしている機関が次の質問をしています。
問1:行政を信頼するか
日本は68.2%とドイツの77.4%に次いで第2位です。
その一方で、
問2:将来の課題は個人責任か行政責任かには
日本は諸外国と比べて、なぜかこの先も「行政に依存する」と答えた方が、40.8%。
日本では政府や自治体を批判している反面、将来をどうするか?と聞かれると「行政がや
るもんだ」という傾向性が強いことが見て取れます。
これを中邨教授は「みのもんた症候群」と呼んでいます。
行財政改革に伴って、職員が減少している一方で区民ニーズは高まり、更なる充実を求められる。
ゆえに理想と現実の狭間で、歪が生じているのではと問題提起をしました。
職員を増やせとは言えませんが、限られた予算内でいかに最大の効果を上げることがで
きるかが今後の大きな課題となります。