20日、区議会定例会開催直前の合間を縫って、
「文化的景観とは何か?」?その輪郭と多様性をめぐって?と題してセミナーへ行ってきました。
主催は奈良市奈良文化財研究所
場所は、奈良市奈良文化財研究所の平城京跡資料講堂で開催され、約200名の参加者。
プログラムとしては、20日?21日の2日間で構成されており、新しい文化財の類型として近年、
「文化的景観」が注目されていることもあり、多方面からの講演内容となっていました。
私はスケジュール上、20日しか参加できずでしたが、内容は
<20日>
第一部:基調講演【文化的景観の視点】として
?文化的景観と都市保全学について 西村幸夫氏(東京大学 先端科学技術研究センター)
?文化的景観と景観生態学について 中越信和氏(広島大学大学院 国際協力研究科)
第二部:基調報告【文化財保護法と景観法】として
?文化的景観保護行政の取り組みと課題について 鈴木地平氏(文化庁 記念物課)
?景観行政の現状と課題について 脇坂隆一氏(国土交通省 公園緑地景観課)
より、様々な視点より多彩なお話を伺いました。
セミナーとしては珍しく出席者一覧が配布され、全国から来られているのには、驚きました。
ちなみに明日、<21日>は
第三部:事例報告【様々な文化的景観】として
近江八幡市の水郷、北海道平取町のアイヌの伝統景観、金沢市の城下町、四万十川の流域、
白糸大地の棚田などがそれぞれ行政の担当者が来られて報告になるそうです。