昨年1年間に東京都内の金融機関職員らが窓口で振り込め詐欺被害を防いだ額は、約47億1300万円に上ることが、警視庁のまとめでわかりました。
防いだ額は、昨年の被害総額の約7割に相当し、防止額は統計を取り始めた2008年以降、増え続けており、歯止めのかからない振り込め詐欺の被害を食い止めようと、詐欺を見抜く金融機関職員の「目」が光っています。
そうした状況を踏まえ、警視庁は2012年10月、1年間に2回以上被害を防いだ金融機関職員らを「声掛けマイスター(名人)」に認定する制度を導入しており、現在都内で認定された職員らは167人になるそうです。
被害を未然に防ぐ最大のコツは「興奮しているお客様に一度落ち着いてもらい、冷静になる時間をつくり対応することが大切」とのことです。
何事も冷静に対処しなければ・・・と思っていても慌てたり、焦ったり、人間に心理は微妙です。
まず、いつも人の話を聞く気持ちを持ち続けなくてはならないと思います。