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気温上昇 最大4.8度へ

 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第1作業部会は27日、21世紀末の世界の平均気温が約100年前と比べて最大4.8度上昇するとの報告書を発表しました。
 また海面水位は最大82センチ高くなると予測しています。

報告書によると、温暖化については「疑う余地なく」、世界の平均気温は1880年から2012年までの間に0.85度上昇したと述べています。

 こうした気温上昇が人間活動に起因する可能性については、「極めて高い」と指摘し、前回の「非常に高い」よりも踏み込んだ表現を使って、人為的な温室効果ガス増加が温暖化の原因だと強調しています。

 また海面水位は1901年から2010年までに19センチ上がったとの分析結果を示し、水深3000メートルよりも深い所も1992年から2005年までの間に、水温が上昇している可能性が高いとも指摘しています。

 本報告書は、今後の温暖化対策をめぐる国際交渉に大きな影響を示唆しています。

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