子育て中の女性の多くが働くことを望んでいる。
2012年版の「子ども・子育て白書」によると、出産後に仕事を辞めた女性の割合は2005年から2009年で62%、
1985年から1989年でも61%で、20年間でほとんど変化がないことが判明しました。
その一方で、子育て中の女性の多くが働くことを望んでいるが、出産後に仕事に復帰する割合も増えていない。
仕事を優先せざるを得ない夫が、育児や家事に積極的に協力できないことなどが影響しているとのこと。
日本の男性の就労状況を見ると、週60時間以上の長時間労働をしている男性の年齢別割合は、子育て時期にあたる30歳代が最も高く、18.4%、さらに男性の育児時間を海外と比べると、6歳未満の子どもがいる男性の育児時間は1日平均30分ほどで、欧米諸国の約半分にとどまっている。
景気の回復や国際競争など勤労者への負担は高まっていますが、仕事と生活と家庭の調和のとれる環境整備が不可欠だと思う。