本日は、公明党世田谷区議団として今月15日に事業協力協定を結んだ群馬県川場村に行ってまいりました。
その理由は、縁組協定35年を迎えている友好自治体である川場村より、平成29年1月に稼動予定の木質バイオマス発電による電気を、世田谷区民及び区へ供給したいという申し出があったことを踏まえ、今年4月から電力小売自由化がスタートする中で、区はこの申し出を自治体間の連携強化と自然エネルギー活用拡大に向けた好機と捉えて、電気供給などの仕組みの構築に向けて具体的な検討を進めることになったことです。
自治体間連携を具体的な施策ごとにパートナシップとして協働すべき、と私がこれまで議会質問でも取り上げてきた具体的な連携事例の第一号となりました。
そこで現在建設工事中の木材コンビナートの現場を訪れ、事業概要について川場村役場むらづくり振興課からお話を伺ってきました。
敷地面積9,600平方メートル製材所棟や製品置き場棟などからなる建物用途で構成され、地元林野からの間伐材や世田谷区からも剪定材・枝も輸送した後にチップに加工したものを発電事業に活用するとのことでした。
今後は、3月を目途に、川場村と世田谷区が事務局として発電事業に関わる事業体や関連団体による協議会が設置され、川場村産の電気を世田谷区民と区が購入できる仕組みづくりなどについて検討が始まります。
また川場村ブランドとして大変評価の高い「雪ほたか」の販売管理をしている(株)雪ほたかの精米工場も視察しました。
ブランド米の質の維持や品質管理について説明を受けましたが、特に米1粒1粒の高品質を維持するため、公民一体となった事業の取り組みがとても参考になりました。
いろんな意味において、自治体として先進的な発想と取り組みに公共と村民が協働しての取り組みは、世田谷区として見習うべき模範の姿だと思います。