世田谷区議会では、11月25日付けで細野豪志環境大臣宛に
「動物の愛護及び管理に関する法律改正に関する要望書」を提出しました。
内容は、以下のとおりです。
1)犬猫の殺処分の減少に向けた取り組み
・家庭動物等の飼主に対する終生飼養・適正飼養の意識啓発。
(室内飼い、不妊去勢、所有者明示など)
・犬については、狂犬病予防法の登録を強化。
・猫については、飼い主のいない子猫の発生を減らすこと。
2)周辺の生活環境悪化予防のための適正飼養
・動物愛護の観点での適正飼養の指導啓発。
・周辺環境の悪化予防に向けた適正飼養の指導啓発。
3)他の省庁と連携して検討する事項
・厚生労働省所管の狂犬病予防法の犬の登録率向上に向け、販売時の
登録義務の説明(手続き、窓口案内等)の徹底、若しくは現行、
生後91日以上となっている登録義務の見直しによる短縮。
4)動物取扱業における動物愛護の遵守
・動物愛護の観点から動物取扱業について規制を強化し、適正に動物
を飼養・保管すること。
世田谷区では、平成16年に「世田谷区人と動物との調和のとれた共生に
関する条例」を施行しており、より一層の取り組みを標榜する自治体とし
て、動物行政における課題は未だ多く山積されていると認識しています。
法改正へ向けて監督官庁、行政、獣医師会などとの連携を強化し、飼い主、取り扱い業者への適正な飼養を強化しなければならないと考えます。