世田谷区役所本庁舎等は、平成16年度からの4年間の調査研究により、様々な課題や問題点が明らかになり、さらに東日本大震災の教訓を踏まえ、災害対策機能の強化などあらゆる面での検討を重ね、本年「本庁舎等整備方針(案)」として取りまとめられ、このたび公表されました。
世田谷区役所本庁舎は、築50年を超える老朽化や狭あい化、分散化に加え、災害対策の脆弱性やトイレが階段の踊り場に配置されているなど、バリアフリーの観点から課題が指摘されていました。
一方、前川國男氏の設計による歴史的建築物の一つでもある側面からも、これまで調査研究が行われてきました。
平成21年8月には審議会からの答申を受けましたが、リーマンショックの影響から検討が凍結しましたが、東日本大震災の発生や社会状況の変化から、平成25年4月から庁内の検討が再開され、このたびの整備方針(案)の公表に至りました。
詳細は改めてご報告いたしますが、ポイントは3つ。
1)本庁舎の場所は、現在地。
2)本庁舎の規模(延床面積)は、最低で約45,000m2。
3)本庁舎等の一部または全部を取り壊し、10年後を目途に改築。
となります。
また、区民会館機能や世田谷総合支所の場所などは、未定であり今後、議論を重ねながら総合的に判断していくことになります。