東京消防庁は9日、20120年に都内で発生した火災件数は前年比252件減数の5089件だったと公表しました。
その一方で、自ら放火したケースを除いた火災による死者は94人(前年比24人増)に上り、そのうち65歳以上の高齢者は60人で6割以上を占めていることが分かりました。
火災の発生件数の減少は建物の防火対策などが進んだためとみられますが、一方で高齢者が逃げ遅れるケースが依然として多いのが、現状です。
私の地域における防災訓練でも高齢者の方からは、消火器が重くて持てないとの声も聞かれます。
東京消防庁は住宅用火災警報器の設置などの対策を呼び掛けてはいますが、高齢者のお一人暮らしや世帯などが地域において増えてきているのことを考えると、具体的な予防策や被害を最小限にとどめる新たな施策が不可欠です。