国立がん研究センターなどの研究班は19日、2004年から2007年にがんと診断された患者の10年生存率が58.3%だったと発表しました。
10年生存率は改善傾向が続いており、前回調査に比べて1.1ポイント上昇しました。
この調査はがんの専門医療機関21施設で診断を受けた15歳から94歳の約9万4000人について、がん以外の死因の影響を除いて生存率を算出。
主な部位別の生存率では、前立腺がんが最も高く98.8%で、最も低い膵臓がんは6.2%でした。
いずれにしても、がん検診を始めとする定期な特定健診をしっかりと受診しておくことが最も肝要です。